本研究では、人間とロボットが行う力学的な相互作用下での協調作業において、作業対象となる動特性や動作特性が人間の高次脳機能や筋肉の賦活状態に与える影響に関する評価を行った。対象とする動特性、動作特性として、(i) 最も直感的と考えられる慣性、そして、(ii) 日常生活から切り離すことのできない摩擦特性を設定し、協調作業における動特性や動作特性が人間の応答や生体情報に与える影響について調査する実験を行った。実験結果より、設定したパラメータ(慣性、摩擦力)によって人間の応答や生体情報に影響を及ぼすことを明らかにした。得られた研究成果については、国際会議での発表ならびに英語原著論文にて公開を行った。
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