液体とゲルとの高電界現象の関連性に言及することを最終目標とし、シリコーンゲル中に発生するパールチェー型トリーの進展機構とゲル中の電界測定技術について検討した。 ある条件下でのシリコーンゲル中に発生する電気トリーは、バブル部とストリングス部が交互に進展するパールチェーン型トリーとなる。この進展の様子が高速度カメラによって観察された。バブル部は印加電圧の周期で2種類の振動が存在することなどを見出した。 また、ゲル中の電界分布をカー効果を用いて測定することが可能かどうかの検討として、粘性を変化させた液体のカー定数を測定した結果を示した。
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