電動機の製造工程における磁性材料の劣化による鉄損の増大が問題となっている。そこで製造中の電動機のコア中の磁気特性を計測できるベクトル磁気特性プローブの開発を行った。従来の 50 mm x 50 mm コアで得られた知見を活かし、25 mm x 25 mm のコアを設計/製作し、検討を行った。小型化によって定性的なベクトル磁気特性が得られているが、従来の V-H アナライザで得られた結果と比較すると、鉄損推定など定量的には不充分である。 使用している計測制御システムの老朽化が進み、新規システムへの更新ならびに計測システムの再開発が不可避となり、計測制御システム開発に注力せざるを得なくなった。
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