研究課題
電流形インバータの高調波歪の発生要因について、理論的考察を行った。通常、電流形インバータは、高調波歪を低減するために、大きなリアクトルが必要になる。従来手法としては、リアクトルを低減するために、(1)歪を打ち消す信号を入力して補正する方法や、(2)フィルタを工夫する方法が提案されている。しかし、(1)はマイコンまたはFPGAによる複雑な制御が必要で、また(2)は素子ばらつきの問題がある。今回、ΔΣ変調器を使用したシンプルな、電流形インバータのフィードバック方式を考案した。