| 研究課題/領域番号 |
15K06020
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| 研究機関 | 九州大学 |
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研究代表者 |
姜 海松 九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (00738049)
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| 研究分担者 |
浜本 貴一 九州大学, 総合理工学研究院, 教授 (70404027)
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| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| キーワード | モード合分波 / MMI導波路 / 傾斜接続 |
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| 研究実績の概要 |
本研究は、高次モード光を簡単な導波路構造で合分波できる、集積可能な導波路型合分波器の実現を目的としている。今年度は、ビーム伝搬法(Beam Propagation Method: BPM)シミュレーションによる傾斜接続MMI導波路のモード分波の動作原理を検証し、モード分波器の設計を行った。MMI導波路による0次と1次モードの「結像」位置差があることで、傾斜接続によるモードの分波が可能であることを確認した上で、モード間の自己「結像」位置差、傾斜接続の角度、アクセス導波路幅などのパラメータが、モード間クロストークに与える影響をシミュレーションにより詳しく解析した。その解析結果に基づいて、0次モードと1次モードが分波できる傾斜接続MMI導波路分波器の構造を提案し、設計を行った。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
傾斜接続MMI導波路を用いて、0次モードと1次モードの分波が可能であることを確認したが、設計したデバイスのモード間のクロストークは10dB程度と、モード合分岐素子として実用化するには一層の改善が必要である。そのためには、モード間の自己結像位置差を拡大する必要があるが、自己結像位置差の拡大により、導波路サイズの拡大及び製造トレランスの悪化が懸念される。
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| 今後の研究の推進方策 |
次年度は、引き続きモード間クロストークに影響を与える各パラメータを更に詳しく解析し、高クロストークが実現可能な傾斜接続MMI導波路分波器の試作を検討する。又、新たな可能性としてローランド円を用いたモード合分波器の検討を並行して行う予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
当初予定された、試作に必要な消耗品及び特性評価に必要な実験器具の発注が遅れたため、次年度使用額が生じた。
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| 次年度使用額の使用計画 |
合分波に試作工程を進んで、試作に必要な消耗品及び特性評価に必要な実験器具を購入する予定である。
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