本研究では、簡易な構成・低コストの高次高調波発振器アレーについて検討した。スロット線路共振器にガンダイオードまたはFET(HEMT)を用いた負性抵抗回路を用いた2次高調波を出力とする発振器を設計試作し、それらを用いた発振器アレーについて検討した。 発振器は複数のポートを持ち、結合用ポートで基本波(同期信号)、出力ポートで2次高調波(出力信号)が大きく出力され、所望の特性が得られた。ガンダイオード発振器をアレー化して特性の確認を行ったが、より高電力の注入信号が必要なことがわかった。また、ガンダイオード発振器の出力周波数可変化が可能なことがわかった。
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