プリント基板内での通信を光のみで行う光インターコネクト技術は,メタリック配線におけるボトルネック問題を解決できると期待されることから,近年,大きな注目を集めている.単層での多チャネル配線の先の多層光プリント配線基板を想定し,多層化・アレイ化・などへの対応が要求される.垂直共振器型面発光レーザなどの発光素子と受光素子との間の高い光結合効率を維持するためには,光独特の課題である容易な位置合わせおよび高い結合効率をもつ光接続技術が必要とされる.本研究で提案した樹脂マイクロレンズ付きの縦型光導波路は,出射光の拡がり角を光接続する距離に応じて制御可能であることから,上記の課題を解決可能と期待できる.
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