次世代無線通信には、高速性(ビット/秒)、低遅延性(msec)、高密度性(台数/平方km)が求められる。これらを向上させるには、広い伝送帯域幅(MHz)が必要となり、ミリ波帯等のより高い周波数帯が必要になる。しかし高い周波数は距離減衰が大きくなるため、送信アンテナの鋭いビームフォーミング等により減衰を抑える必要がある。このために大規模MIMO(Massive MIMO)と呼ばれる多数のアンテナ素子を備えたアンテナ技術、多数の送信信号に対する時空間符号化技術、また電波を増幅してカバーレッジを拡げるリレー伝送技術の融合が必要で、この研究を行った。また定包絡線を有するMIMO FSKの研究も行った。
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