最終年度の研究課題に設定した,「生体情報共有のためのネットワークシステム構築と,生体情報解析のための階層構造モデルの構築と,それを適用したデータベースの構築」と「全てのシステムを用いた実証実験」を行った. [7] 生体情報共有のためのネットワークシステム構築:前年度の[6]マルチスペクトル照明装置と各種生体情報のイメージングアルゴリズムを組み合わせたシステムで構築したシステムを用いて取得したデータを,ネットワークを介して蓄積するためのネットワークシステムを構築し,ノートPCやタブレットPCを用いてデータの取得およびデータのネットワークを通した蓄積が行えるか検証と改善を行った. [8] 生体情報解析のための階層構造モデルの構築と,それを適用したデータベースの構築:[7]で蓄積された情報を,階層構造モデルに適用し,データベース化することで,各種生体情報の解析精度の向上を図った.階層構造モデルデータベースは, JIS X 9206-1:2000に準拠した. [9] 研究のまとめ:これまでに作成してきたシステムを統合し,計測性能だけではなく,操作性と安全性を確保するため追加修正改良を経て本研究をまとめた.
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