研究課題
基盤研究(C)
塗膜の乾燥や硬化過程の解析を高度化するために,DH顕微鏡や塗膜透過光の偏光状態の解析,更に塗膜の変形や形状計測を行う実験系を構築し,それぞれにおいて研究を進めた.形状計測では,二波長を用いた塗膜の形状計測を行ったが,十分な透過光強度が得られず正確な塗膜形状の検出ができなった.しかし,透過光の偏光状態を記録する方法においては,その偏光状態を記録,解析することができた.また,DH顕微鏡においては,微小インクドットの乾燥過程の解析が実現でき,その変形が5万秒以上継続することが明らかになった.
光計測,計測工学