申請者らが開発した微粒子誘電泳動を用いたDNA検出法について、(1)DNA結合に伴う微粒子誘電泳動の変化について、DNAのどのような特性が影響しているかを調べた。その後、(2)本DNA検出法が食品検査(豚DNAの検出)に使用できることを示した。次に、(3)本DNA検出法の定量性をノロウイルス遺伝子の検出についてReal-time PCR法と比較して評価した後、(4)本DNA検出法がDNA量だけではなく、その長さも定量できることを示した。これは、複数対象を同時に検出するために必要な機能であり、それを実現するために必要な非常に重要な機能を証明した。
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