本研究では,UWB(Ultra Wide Band)通信を使用して交差点における歩行者の測位を行い,収集された測位情報を専用狭域通信(DSRC: Dedicated Short Range Communication)を用いて交差点に進入する車両に通知することで歩行者の安全支援を行うシステムを提案し,歩行者の測位精度向上のための諸検討を行った.測位アルゴリズムの最適化を行うことによって,マルチパスによって生じる測位誤差を軽減し,交差点内の多数の歩行者の高精度な同時追跡が可能であることが確認された.
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