研究課題
本研究において、まず、単調性を有しないヒステリシスの特性について研究し、その数式モデルを構築し、オンライン同定アルゴリズムを提案した。そして、単調性を有しないヒステリシスのオンラインロバスト適応制御法を提案し、導電性高分子アクチュエータの出力制御及び超磁歪アクチュエータの高周波出力制御へ応用した。さらに、単調性を有しないヒステリシスを入力側に含む動的システムの適応制御則を提案した。特に、モデルの不確かさを持つ動的システムに対し、そのロバスト制御則を考察した。最後に、超磁歪アクチュエータで駆動するナノポジショナの高周波位置決め制御実験を行い、外部条件を変えながら、提案手法の有効性・ロバスト性・実用性を確認した。従来のPID 制御法と比較し、提案手法の利点・欠点を明らかにし、実応用を目指して調整し、より望ましい制御応答を得られるように研究を行った。
すべて 2018 2017 その他
すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 6件、 査読あり 6件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 3件)
Automatica
巻: 87 ページ: 83-93
10.1016/j.automatica.2017.07.028
IEEE Transactions on Industrial Electronics
巻: 65 ページ: 942-950
10.1109/TIE.2017.2708024
IEEE Transactions on Systems, Man, and Cybernetics: Systems
巻: 48 ページ: 343-353
10.1109/TNNLS.2017.2691905
International Journal of Advanced Mechatronic Systems
巻: 7 ページ: 165-173
10.1504/IJAMECHS.2017.086201
International Journal of Control
巻: 70 ページ: 2057-2071
10.1080/00207179.2016.1236215
巻: 64 ページ: 4792-4799
10.1109/TIE.2017.2668996