研究課題
基盤研究(C)
梁の面外変形に着目した補剛方法を提案し,骨組内の補剛で連結された梁の挙動を明確にし,骨組内の補剛条件に関して検討した.端部補剛を片側に付2か所設け,その内側の中間部領域をλy≦140で均等間隔補剛する補剛方法を提案し, 面外変位の抑制効果を確認した. その補剛は,現行の必要補剛軸剛性および必要曲げ剛性以上の剛性を有していればよいことを確認した.また,骨組内の小梁で連結された梁の補剛軸力は小さいが,補剛曲げモーメントは大きいことを解析および実験で示した.骨組内の梁の横座屈を拘束するためには,補剛材の曲げ剛性が重要である可能性を示した.
建築構造・鋼構造