研究課題
基盤研究(C)
大地震のような大きな強制変形のもとでも降伏しない、大変形弾性部材と称する特殊な形態を有する部材を人間の発想による試行錯誤とコンピュータの数値計算による最適化手法を利用しながら開発した。さらに、この大変形弾性部材を制振ブレース部材に内蔵した高機能制振ブレースを開発した。本高機能制振ブレースは、建物の大地震時の最大変形を低減させる効果だけでなく、振動終了時の残留変形量も低減させる効果がある。このことをブレース部分架構の載荷実験とコンピュータによる地震応答解析の両面から検証し、有効性を確認した。
建築構造