基礎断熱住宅の床下空間をエアコンの温風で暖めてその上に床暖房のような床面放射型の暖房環境をつくる床下暖房について、ヒートショック防止上必要な空間の床下のみを必要な時間のみ暖房する部分・間欠型とする場合の設計・運用方法を提案した。設計方法としては、熱源に必要な最大暖房能力を、居室の設定温度や外気温、住宅の断熱性能、基礎部断熱材の熱抵抗、地盤の熱伝導率、許容する予熱時間、1日24時間のうち暖房を入れる時間の割合、朝の暖房開始時間から推定する式を作成した。運用方法としては、予熱に必要な時間の計算式を提案した。
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