研究課題/領域番号 |
15K06346
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
柳澤 要 千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20311615)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 教育施設 / 教育の国際化 / 教育の情報化 / 教育の個別化 / 英国の学校建築 / 家具レイアウト調査 |
研究実績の概要 |
文献調査:これまで研究室で行ってきた調査資料・データを再編・再整理し、本研究の調査実施のための基礎的資料を作成した。特に近年の教育施策や事業プログラムや教育システム、施設やICT設備などに関する近年の施策やそれを適用したパイロット・プロジェクトや先進事例などの情報を収集・整理した。実地調査は平成27年度は次の国内・海外の調査対象校(地域)で実地調査を行った。国内:帝京大学小学校(東京)、同志社国際学院・中学校(京都)、立命館中高等学校(京都)他。英国:Wellstead Primary School(Hampshire)、Endeavour Primary School(Hampshire)、The City Academy, Hackney(London)、Broadwater Farm Inclusive Campus(London)他 調査方法・内容:施設関係者に対してヒアリング調査を行った。対象は、学校関係者(教育方法、施設運営・維持管理など)、設計者(設計・計画コンセプト・プロセスなど)、発注者(設置主旨、事業計画、発注手法など)。また施設調査では、施設概要調査(視察により施設概要を把握)と家具レイアウト調査(代表的な教室等で実施)、その他、必要に応じて授業観察調査なども行った。 調査分析・まとめ:調査結果は、教育・運営、施設・設備、企画・発注・計画プロセス・手法、維持管理、施設利用実態などの項目ごとに分類整理し分析・考察を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初予定してた国内調査(東京および京都)は予定通り実施した。海外調査は予定していた英国での調査は一部実施したが、先方とのコンタクトや準備に時間がかかったことで十分には実施できなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
平成27年度と同様に基礎的な資料を作成する。実地調査は引き続き国内の先進的な教育施設を対象に、平成28年度の調査対象である米国で実施する予定である。研究協力者のDr. Steven Chemsakにも依頼し現地の最新情報を入手してもらう。なお国際的な教育施設の情報を持つCEFPI やDesign Shareなどの組織にも依頼し、現地調査対象地域・対象校の情報収集を行う予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
当初予定していた物品費に関しては本研究以外での研究に使用することもあり、科研費からではなく大学の運営費交付金での購入を行ったため減額となった。また旅費に関しては国内調査は予定通りの出費であったが、海外調査は調査員(大学院生)の 予定がつかずその分予定していた旅費が減額となった。
|
次年度使用額の使用計画 |
平成28年度は当初の予定よりは調査員の数を増やす予定のため、平成27年度の繰越分をそのための旅費・謝金で使用する予定である。
|