研究課題/領域番号 |
15K06362
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
佐藤 亮子 愛媛大学, 地域創成研究センター, 准教授 (50554341)
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研究分担者 |
西山 未真 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (70323392)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 対面販売 / 農産物直売所 / ローカルフードシステム / ローカルフードハブ |
研究実績の概要 |
昨年度に引き続き、農産物直売所と併設する形でファーマーズマーケットを4回開催した。開催にあたり、毎回、来場者(消費者)ならびに出店者(生産者)を対象とするアンケート調査を実施し、ファーマーズマーケットのような対面販売の場に対する意識・変化を把握するよう努めた。 また、アメリカのローカルフードハブに関する調査を行った。アメリカでは1990年代からローカルフードムーブメントが活発化し、その代表的なものとしてファーマーズマーケットやCSAがある。しかし、ローカルフードへの意識および需要の高まりとともに、特定の生産者と消費者を対象としたものだけでなく、さらに幅広い層がローカルフードにアクセスができる仕組みが求められ、その一つとしてローカルフードハブが増えている。ローカルフードハブとはどのようなものなのか、文献(アメリカ農務省等の発行物)および現地調査を実施し、研究ノートとしてまとめた。 最終年度の事業の一つとして、実践者および学際的研究者が集う研究会を実施する計画であったが、中途半端に終わった。日程調整の難しさを感じ、テーマの絞り込みが十分ではなかったことが反省点である。次年度はもう一度この研究集会について練り直し、何らかの形で実現したいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度実施する予定であった研究会が不完全燃焼で終わったため、次年度に持ち越している。また、ファーマーズマーケットの実践で得たアンケートの集計が残っている。
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今後の研究の推進方策 |
学際的な研究会の開催を秋に予定している。また、ファーマーズマーケットでのアンケートをもとにした対面販売の場の意義について分析したうえで、ローカルフードハブの存在も含め、ローカルフードシステムにおけるファーマーズマーケットのような消費者と生産者が直接交流する場(新しい市)の意義について考える。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた主な理由は、最終年度に計画していた学際的かつ国際的な研究会の開催ができなかったことにある。これに関連し、当初は旅費や謝金等が大きな金額になると見込まれていたため、残額が大きくなった。期間を延長し、次年度(秋を予定)に開催することを計画している。また、社会実験で行っているファーマーズマーケットで蓄積してきたアンケートの集計も次年度に行うほか、国際学会での発表や学会誌への投稿の費用にも当てる。
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