地域特性を考慮したフランスの都市計画・建築規制であるPLUと建築許可を対象に制度の概要を把握するとともに、パリ市やストラスブール市などを事例対象都市として、ヒアリング調査等によりこれらの運用実態を把握した。 その結果、原則として、PLUは現状に変化を与えない都市計画・建築規制が定められており、そうでない場合には上位計画に定められた計画に整合する規制内容となっていた。また、建築許可についても、市街地環境に影響を与えるものについては、原則、PLU等においてコントロールが可能となっており、ルール化が難しい場合においても審査官の裁量の範囲において規制できることが明らかとなった。
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