研究課題
今年度の研究実績は以下のとおりです。1.CaAlSiN3:Eu2+-ガラス複合発光材料(Phosphor-in-Glass, PiG)の発光特性。赤色CaAlSiN3:EuとZnO-B2O3-Ba2O3-Al2O3ガラスフリット混合し、大気中500-650℃でペレット状PiGを焼成できた。このPiGは、1.12 Wm-1K-1の 熱伝導率と43%の外部量子効率を示した。0.5 Wmm-2の青色レーザ光束密度で照射された場合には39 lmの輝度を達成した。一方、青色レーザーパワー密度は0.5 Wmm-2以上をすると、輝度飽和が見られた。今の段階でCaAlSiN3:Eu2+ PiGはハイパワーレーザー照明への応用が困難である。2.CaAlSiN3:Eu2+発光セラミックスの発光特性。TEMやEPMAなど分析技術を利用し、CaAlSiN3:Eu2+セラミックスの微構造を解明した。ユニークなコア シェル構造を持つ、コアは普通のCaAlSiN3:Eu2+成分で、シェルは薄い酸素リッチなCa1-xAl1-xSi1+xN3-xOx:Eu2+であることを分かった。青色レーザ光束密度は20-150Wcm-1範囲以内にCaAlSiN3:Eu2+セラミックスの発光輝度が線形関数的に増加することが示った。最後に、CaAlSiN3:Eu2+セラミックスは42.2 lmW-1の最大発光効率を達成して、レーザー照明用発光材料として期待される。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 7件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
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