研究課題
基盤研究(C)
本研究では、汎用型のチタン合金を粉末冶金を用いて開発し、ナノ・原子レベル解析を駆使することで、高強度チタン合金の創製に成功した。ユビキタス元素としてFeとZrを選定し、前者によりβ相を安定化させることでβ型チタン合金を母相とし、後者を添加することで強化相であるα相の粒成長をソリュートドラッグ効果により微細化させ、時効析出により高強度化に成功した。640℃の時効処理により時効初期にω相が生成し、これが連続的にα相に変態することで優れた時効硬化能を発現することを明らかにした。
軽金属材料