研究課題
基盤研究(C)
原子力発電所におけるジルコニウム合金の廃棄物処理のために基本的な研究を試みた。はじめに実験的に決定された熱含量、液相線、活量に基づいて、Cu-Zr二元系の熱力学最適化を行った。作成した熱力学データベースを用いて、ジルコニウム廃棄物を処理するための最適のプロセスを検討した。最後に実験により、 (a)1200℃で銅の質量の3.5倍のジルコニアを溶解できた。(b)溶融Cu-Zr合金を塩化処理することにより、優先的にジルコニウムを除去することが可能であった。(c)融銅から放射性元素の酸化除去を試みた。
金属生産工学