CO2塗装法は塗料中の揮発性有機化合物(VOC)濃度削減のために開発された方法である。しかしながらCO2の添加により塗料中の塗膜成分であるポリマーが析出する場合があり、その対策が喫緊の課題となっている。 申請者らはこの課題に対し、塗膜形成成分(ポリマー)はそのままに、真溶剤を変更することによりポリマーの析出を防げることを示し、Hildebrandの溶解度パラメータを用いた溶剤選定指針を示した。更に高精度化・推算性の向上を目指し、Hansenの溶解度パラメータ(HSP)を用いた溶剤選定指針を提案した。
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