超臨界二酸化炭素中で有機分子触媒を用いた高速・高収率ポリ乳酸合成を試みた。有機分子触媒としてジアザビシクロウンデセン(DBU)及びN,N-ジメチル-4-アミノピリジン(DMAP)を用いた。触媒濃度を対モノマー0.5wt%の条件において、反応時間1時間以内で収率が95%以上となる反応温度の下限は、DBU触媒では60℃、DMAP触媒では100℃だった。この時の生成ポリ乳酸の重量平均分子量はDMAP触媒(約6000)<DBU触媒(約60000)となった。更にDMAP触媒を用いたポリ乳酸合成におけるポリ乳酸生成反応速度解析を行った結果、一次反応でL-ラクチドの開環重合を表すことが出来た。
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