Shinella属NN-6株は、L-ラムノースで培養するとL-ラムノースイソメラーゼおよびケトース3-エピメラーゼを生産した。これから調製した固定化酵素によりD-フルクトースからD-プシコースとD-アロースを一括に生産することが確認された。この酵素反応液を前処理することなくボロン酸ゲルを用いて直接分離精製する装置を開発した。これにより酵素反応と分離を連結することが初めて可能になった。回収したD-プシコースとD-アロースの純度はほぼ100%であり、回収されたD-フルクトースは再度反応に使用可能であることも示された。以上のことから、希少糖一括生産システムの構築に目処がたった。
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