本研究では、船舶から排出される大気汚染物質の環境影響を評価するため、AIS(Automatic Identification System)データに基づく排出量の推計方法を提案した。 また、本研究では、主機の分類、補機の定格出力と負荷率、両エンジンの燃費を算出するための詳細な手法も提案した。 次に、NOx、SOx、PMの排出係数を適応し、日本沿岸からの船種別の排出量を集計した。 最後に、気象場と大気質計算についてWRFとCMAQモデルで行い、 日本領域における大気汚染物質の空間濃度と船舶の寄与率を示した。
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