研究成果の概要 |
ATBF1ノックアウト(KO)マウスを用いて神経細胞死におけるATBF1の機能を調べた。妊娠19日目の野生型およびATBF1 KOマウスの脳切片を用いてTUNEL assay、活性型caspase3染色を行った結果、ATBF1 KOマウス脳における神経細胞死は野生型と比べて差は見られなかった。しかし、妊娠19日目の野生型およびATBF1 KOマウスの脳から神経細胞を分離・培養し、Aβ 刺激するとATBF1 KOマウス由来の神経細胞は野生型と比べ神経細胞死が抑制された。ATBF1はBcl2発現を調節するSmad2,3,4と結合しBcl2の発現を抑制することで神経細胞死が抑制された。
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