LTPの初期段階で、シナプスの樹状突起にcofilinが集積しF-アクチンと安定的な構造を形成することで、スパインの拡大の維持に寄与する。LTPにおけるこのcofilinの集積を制御することでLTPを時空間的に制御することを目指し、CALI のシステムを導入した。この手法では、 SuperNova (SN)とCofilinの融合タンパク質を作成することで、光によるcofilinの不活化が可能である。 LTP誘導後、光によってcofilinを不活化することで、LTP後40分以内でLTPの解除に成功した。また脳内での光照射によるLTP解除によって記憶の解除にも成功した。
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