中枢神経系を構成するグリア細胞としては、アストロサイト、ミクログリア、オリゴデンドロサイトなどが知られている。このうちオリゴデンドロサイトは神経細胞の軸索の髄鞘形成に関わるが、アストロサイトやミクログリアはシナプスの形成・消失などを介して脳機能に関与している可能性が示唆されている。そこで本研究ではこれまでに研究代表者が取り組んできた、電子顕微鏡と光学顕微鏡の融合的手法である光ー電子相関顕微鏡法(CLEM)によりアストロサイトおよびミクログリアの微小突起の形態学的解析および分子局在解析を行った。また、電子顕微鏡による三次元再構築法を用いて、ミクログリアの微細突起構造の三次元再構築化に成功した。
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