培養ヒト神経細胞モデル(SH-SY5Y細胞)において、胃炎・胃潰瘍治療剤レバミピドが、高毒性の外来Aβ 1-43(Aβ43)ペプチドによるcell viabilityの低下を改善することを見いだした。また、レバミピドは内因性Aβ 1-42(Aβ42)の産生を抑制した。 次に、天然由来バイオフェノールのグネチンCが、同じくトランスレスベラトロール二量体であるε-ビニフェリンやレスベラトロール単量体に比べ、より効果的に内因性Aβ42産生を抑制し、さらに外来Aβ42によるcell viabilityの低下を改善することを明らかにした。 以上の成果はアルツハイマー型認知症の予防につながる可能性がある。
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