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2017 年度 実施状況報告書

パーキンソン病の分子病態を基盤としたバイオマーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K06780
研究機関順天堂大学

研究代表者

佐藤 栄人  順天堂大学, 医学部, 准教授 (00445537)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードパーキンソン病 / PINK1 / バイオマーカー / リン酸化
研究実績の概要

本年度は培養細胞を用いてin vitroの実験を継続した。HeLa細胞をCCCP(脱分極剤)処理後に細胞lysateを回収しサンプルを作製した。CCCP処理群と未処理群について質量分析計(LTQ OrbiTrap ETD)によりリン酸化基質の定量を行った。その結果、CCCP処理群と未処理群で変化を認める基質を見出した。さらに前述のlysateについて昨年度作製した昨年度作製したリン酸化抗体を用いてウエスタンブロットによる定量を試みた。しかしながらCCCP処理群と未処理群では有意差は認められなかった。さらに作製したリン酸化抗体を用いてELISAを作製した。PINK1 KOマウスとWTマウスの脳サンプルを用いて定量を行なったが有意差が確認されなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

前年度までに同定していたリン酸化基質について異なる方法により定量したところバイオマーカーとして期待される結果が得られないため。

今後の研究の推進方策

異なる質量分析方法による基質候補の再同定を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究の進行に伴い研究初期の結果と異なる結果が生じたため研究期間を延長しさらに検討を重ねるため。異なる測定方法により基質候補の再同定を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Loss of autophagy in dopaminergic neurons causes Lewy pathology and motor dysfunction in aged mice.2018

    • 著者名/発表者名
      Sato S, Uchihara T, Fukuda T, Noda S, Kondo H, Saiki S, Komatsu M, Uchiyama Y, Tanaka K, Hattori N.
    • 雑誌名

      Sci Rep.

      巻: 8 ページ: 2813

    • DOI

      10.1038/s41598-018-21325-w.

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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