• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実施状況報告書

シナプス接着分子SALM/Lrfnの分子機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 15K06789
研究機関立命館大学

研究代表者

守村 直子  立命館大学, 総合科学技術研究機構, 研究員 (00349044)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードシナプス接着分子
研究実績の概要

SALM/Lrfnは、細胞外領域にロイシンリッチリピート、イムノグロブリン様構造、ファイブロネクチンIII構造およびインテグリン認識配列を有しているポストシナプスのオーファンオーガナイザーである。SALM/Lrfnファミリーについて、シナプス形成機能に共通する細胞外分子結合様式およびファミリーメンバー特異的な細胞外分子結合様式を明らかにするために、ます、SALM/Lrfn1, 2, 3, 4, 5-Fcリコンビナントタンパク質の作製を行なった。SALM/Lrfnファミリーの発現が高いマウス海馬・大脳皮質をサンプルプールとしてSALM/Lrfn細胞外領域に結合する分子をpull-down法で確認した。引き続き、分子同定が期待させるLC/MS/MS解析をに必要なサンプル作製を順次すすめている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

SALM/Lrfnファミリーの細胞外領域に結合する分子同定を行なうにあたり、HEK293T細胞を用いてSALM/Lrfn1, 2, 3, 4, 5-Fcリコンビナントタンパク質の作製を行なった。ファミリーメンバー間でタンパク質の発現量に差があり、回収量の少ないファミリーメンバーのタンパク質調製については発現ベクターの再構築など予想以上の時間がかかってしました。当初予定していたLC/MS/MS解析は次年度にまたいで行なう計画である。

今後の研究の推進方策

本年度のリコンビナントタンパク質の調製に時間を要してしまったため研究計画がやや遅れているが、当初の計画研究を継続して遂行する。

次年度使用額が生じた理由

LC/MS/MS解析が次年度へ引き継がれたことから、結合分子の絞り込みに必要な各種抗体にかかる費用および実験動物購入費用などの物品費の使用額が少なくなった。
各実験が現在進行中であるため、学会発表や学会参加をせず本年度旅費を使用しなかった。

次年度使用額の使用計画

当初予定より遅れているが研究計画通りにすすめているため、繰り越された物品費および旅費は次年度で使用する計画である。

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi