研究課題
基盤研究(C)
老年性認知症の根本的治療法は未だ確立していない。近年、タウ蛋白を標的とした治療戦略が注目を集めている。本研究ではタウ蛋白の毒性獲得に起因する認知症発症メカニズムの解明を目指して、マウス認知症モデルを用いてポジトロン断層撮影法(PET)、核磁気共鳴画像法(MRI)、二光子顕微鏡などによる生体脳マルチモーダルイメージング研究を行なった。生体脳を解析することで毒性をもったタウ分子の時間・空間的変化を追跡することが可能となり、前臨床試験に資する治療評価系を確立した。
神経化学