Gdf5遺伝子にミスセンス変異 (W408R)を持つM451マウスの肘関節では、早発性に変形性関節症 (OA) 様の病変が生じることが報告されているが、M451マウスのOAモデル動物としての詳細な評価は実施されてこなかった。我々は、W408R変異をC57BL/6またはSTR/ortマウスに導入したコンジェニック系統を作製した。C57BL/6コンジェニックでは、再現よく肘関節にOA様の病変が確認できた。STR/ortコンジェニックにおけるOA様病変は、STR/ortよりも強い傾向にあった。これらのコンジェニック系統は、新規のOAモデル動物の開発のために有用であると考えられる。
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