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2015 年度 実施状況報告書

DPP8/9阻害剤を用いた新たな多発性骨髄腫の治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K06875
研究機関札幌医科大学

研究代表者

井山 諭  札幌医科大学, 医学部, 助教 (50398319)

研究分担者 佐藤 勉  札幌医科大学, 医学部, 講師 (40404602)
小船 雅義  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (90336389)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード多発性骨髄腫
研究実績の概要

本研究ではまず、DPP8/9 阻害剤1G244 の骨髄腫細胞に対するアポトーシス誘導効果を検討した。In vitro では、培養細胞株のみならず患者検体も対象とした。RPMI8226、MM.1S、KMS-5、U299、Delta47 などの骨髄腫培養株を対象として検討したところ、MTT 法による細胞数の半定量によって1G244による細胞死の誘導が確認された。また、フローサイトメトリーによってアネキシンV が検出された結果から、この細胞死はアポトーシスと考えられた。また、CD138 を標的とした抗体結合磁気ビーズ法により、骨髄腫患者の骨髄から骨髄腫細胞を分離して、これも検討対象に加えた。結果、骨髄腫患者の骨髄から分離した骨髄腫細胞でも、1G244によるアポトーシス細胞死は確認された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究実績の概要で記載した通り、おおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

今後は、in vivoにおける1G244の抗骨髄腫効果や、1G244がアポトーシスを誘導するシグナルを解析する予定である。

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公開日: 2017-01-06  

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