UDP-アピオースは不安定(pH8.0、25℃で半減期32秒)で、これまでに単離例はなかった。本研究では、UDP-アピオースにN,N-ジメチルシクロへキシルアミンやトリエチルアミンを配向させた時、UDP-アピオースの半減期が39時間(pH6.0、25℃)になることを見出した。この条件でUDP-アピオースをmg単位で調製することに成功した。またバイオインフォマティクスにより、ペクチンラムノガラクツロナンII:アピオース転移酵素の候補遺伝子を選抜した。そのリコンビナントタンパク質にアピオース転移酵素活性を見出し、当該遺伝子を同定した。
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