本研究では、Varp-ANKR2結合タンパク質としてRab40Cを同定し、メラノサイトにおけるTyrp1の輸送に対するRab40Cの関与を解析した。メラノサイトにRab40Cを過剰発現したところ、そのSOCSボックス依存的にVarpがプロテアソーム依存的に分解を受け、Tyrp1シグナルを劇的に減少させた。さらに、メラノサイトにおけるRab40CのノックダウンがVarpの量を増加させることを示し、興味深いことに、Rab40CのノックダウンはTyrp1シグナルの減少も引き起こすことを見出した。これらの結果、Rab40CがVarpの分解を制御しTyrp1輸送を制御する新規調節因子であると示唆された。
|