スムースセプテートジャンクション (sSJ)は、節足動物内胚葉上皮の細胞間隙バリアとして機能する。我々は、sSJ構成分子Ssk、Meshの同定に続き、sSJ形成に関わる分子の同定を目的とした、Meshの局在異常を指標としたショウジョウバエの遺伝学的スクリーニングを行った。その結果、テトラスパニンTsp2Aと一回膜貫通型タンパク質CG13704を同定した。Tsp2AとCG13704は共にsSJ構成分子であり、ショウジョウバエのsSJ形成と腸管上皮バリア機能に必要であることが分かった。さらに、Tsp2AとCG13704はSsk、Meshと協調してsSJ形成を制御していることが明らかになった。
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