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2018 年度 研究成果報告書

収斂運動を効率化する周期性を持った細胞動態の分子基盤

研究課題

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研究課題/領域番号 15K07088
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 発生生物学
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

鈴木 誠  基礎生物学研究所, 形態形成研究部門, 助教 (10533193)

研究協力者 上野 直人  
高田 慎治  
矢部 泰二郎  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード収斂運動 / ゼブラフィッシュ / アクトミオシン / 神経管
研究成果の概要

本研究では動物の胚発生における集団的細胞運動の典型例である収斂運動で観察された周期的な細胞運動の意義とそれを保証する分子機構の解明を目的とし、ゼブラフィッシュ胚を用いた解析を行った。その結果、神経上皮細胞の表層における周期的かつ等方的なアクトミオシン収縮は移動端側の細胞突起と細胞外基質の相互作用を介して異方的な細胞退縮に繋がること、それが神経管の形成過程でおこる収斂運動に頑強性を与えることが示唆された。

自由記述の分野

発生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アクトミオシン骨格と細胞の挙動の周期性は他の器官形成過程でも報告が相次いでおり、その新たな意義を明らかにした本研究の成果は動物に保存された集団的細胞運動の基本原理の理解に繋がることが期待される。また細胞の集合に基づく神経管の形成機構は哺乳類胚でも尾部領域で観察されることから、本研究の成果の更なる発展は神経管の形成異常により発症するヒト先天異常である神経管閉鎖障害の病態理解に貢献することが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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