• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

定量計測と数理モデル化による極性タンパク質の局在領域を決める分子・物理機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 15K07090
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 発生生物学
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

荒田 幸信  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (40360482)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード細胞極性 / タンパク質動態 / 1分子イメージング / 細胞骨格
研究成果の概要

進化的に保存された極性タンパク質PARタンパク質群の局在領域サイズを決定する機構を解明するために、1分子イメージングにより、膜上の拡散距離を計測した。拡散動態は卵の大きさを実験的に操作してもPAR-2の動態には顕著な変化は見られなかった。一方、二光子顕微鏡を用いて片側の中心体を破壊し星状紡錘体の卵内での位置を変化させると、極性タンパク質の領域サイズが変化した。本研究から、極性タンパク質の局在領域サイズは、極性分子の細胞内動態とマイクロチューブル構造体の相互作用によることが明らかになった。

自由記述の分野

発生生物学、生物物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞極性タンパク質の非対称局在は、ナノメートルスケールの分子の衝突を基礎にして、マイクロメートル(細胞)スケールで形成される。物理パラメーターとして定義できるタンパク質動態を基礎に細胞現象である細胞極性を理解することは、「物質と生命」をつなぐ知見を提供する点でで学術的な意義がある。また、物質により構成される生命現象を理解するための新しい視点を提供する点で社会的な意義がある。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi