研究課題/領域番号 |
15K07138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 九州大学 (2016-2017) 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設) (2015) |
研究代表者 |
荻野 由紀子 九州大学, 農学研究院, 准教授 (00404343)
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連携研究者 |
山田 限 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (80174712)
渡辺 英治 基礎生物学研究所, 神経生理学研究室, 准教授 (30250252)
猪早 敬二 東京工業大学, 生命理工学研究所, 助教 (70302958)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | アンドロゲン / 二次性徴 / ゲノム進化 |
研究成果の概要 |
アンドロゲンは脊椎動物において、二次性徴を誘導し雄性形質を特徴付けている。本研究では真骨魚類アンドロゲン受容体(AR)遺伝子の進化過程およびAR遺伝子重複の生物学的意義について解析した。その結果、真骨魚類の系統特異的に起きたゲノム倍数化による ARα/ARβへの重複、ARαの新機能の獲得と真骨魚類の多様な雄性形質発現との間に関連性を見出した。ARαは闘争形質、ARβは繁殖に必要な外部形態発現に必須の役割を示すなど、生体内における機能の相違が明らかとなった。ARαは新真骨魚類の系統で高度に保存されており、多様な二次性徴を生み出す一つの重要な原動力(遺伝的背景)となった可能性が考えられた。
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自由記述の分野 |
分子生物学、内分泌学、進化発生学
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