電気感覚による物体形状識別を対象に、刺激形態、神経コーディングについて研究した。以下の成果を得た。(1)計算効率化を図る目的で、GPGPU計算に対してその計算能力や単精度計算の精度を調べた。様々な神経モデル計算に対してGPGPUの計算時間や単精度計算の有用性を示した。(2)弱電気魚の電場計算から、物体の形の差異は物体の連続的な回転による電場歪みの最大振幅や広がりに反映されることが分かった。(3)受容器や後脳での物体形状の神経コーディングについては、物体の形状情報は物体が回転し元の形に戻る直前の発火パターンによってコードされることが分かった。
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