γアミノ酪酸(GABA)はは血圧抑制効果が期待でき、健康機能性成分として注目を集めている。GABAの代謝経路に関する研究が多数なされており、GABA合成酵素(GAD)およびGABA分解酵素GABAアミノ基転移酵素(GABA-T)が見出されてきた。GADはC末端に自己阻害ドメインを持ち、その切除の過剰発現により GABAが高蓄積することも知られている。そこで、本研究では、ゲノム編集技術CRISPR/Cas9を用いて、GADのC末端を切除し、GABAが高蓄積するトマトを作出した。また、作出した系統のF1育種の親としての利用の可能性も評価した。
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