鉢物カーネーション'Cherie'の正常花系統(WT)および奇形花系統(mlf) を異なる温度条件で栽培したところ、WT株は正常花のみを咲かせ、mlf 株は15℃で 92.2%の奇形花を形成し、20℃および25/20℃では有意に低い奇形花率を示した。WT と mlf における差異は花芽発達のがく片形成期以降に認められた。RNA-seqによりHSC70, WushcelおよびLOG3などはmlf 株花芽で発現が高かった。HSC70およびWushchelにおいてSNIPが検出された。異常花発生機構について考察した。
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