まずシロイヌナズナでは、Alストレス下でエピジェネティックな遺伝子発現応答がゲノム全体で見られた。また、エピジェネティック発現機構関連遺伝子AvSAMS(メリケンカルカヤ由来S-adenosyl methionine synthase)やSuvh4(Histone H3 methyltransferase)の2つが、Alストレスでの「DNAとヒストンのメチル化状況の変動」に、強く関わることも明らかにした。さらに同様の制御機構は、Alストレス下のイネ(日本晴)でも「DNAのメチル化状況の変動」として確認され、広範囲の植物でのこの機構の存在が示唆された。
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