研究成果の概要 |
出芽酵母のearly, lateゴルジ体層と細胞質膜へ膜蛋白質が局在化される機構を明らかとするために,N糖鎖,O糖鎖の付加を担う糖転移酵素に代表されるゴルジ体に局在するII型膜蛋白質を対象として解析を行った.今まで解析を行っていなかったマンノース転移酵素Mnt2, Mnt3にタグを付加して,ゴルジ体槽間の分布や,結合する可能性のある蛋白質の探索を行った.その結果,Mnt2, Mnt3のERからの搬出をSvp26が促進することを見出した.また多くの蛋白質のERからの搬出を促進するErv14が,Erv25のゴルジ体からERへの逆行輸送に関与している可能性があることを見出した.
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