模倣リン酸化した組換え精製ヒトMitNADKのin vitroにおけるNADK活性を詳細に調べた。その結果、模倣リン酸化MitNADK組換え精製酵素(MitNADK S188D、S289D/E、S376D)のin vitroにおけるNADK活性低下を見出した。Ser-188のmitNADKのホモログに特有なMotif 2での高度な保存も考え併せると、特に当該Ser-188のリン酸化はmitNADKの活性制御に重要な役割を有すると推察された。しかし、ヒトならびに出芽酵母の細胞内におけるmitNADKと細胞質NADKの活性制御に対するin vivoでのリン酸化の役割の解明には至らなかった。
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