植物由来乳酸菌が、エコール産生菌のエコール産生に及ぼす影響をin vitroで検討した結果、程度の差があるものの、植物由来乳酸菌にエコール産生促進効果が有ることを見出した。マウスに、イソフラボン添加食を給餌し、乳酸菌JCM1149もしくは乳酸菌JCM1149+エコール産生菌TM-30を経口投与して、生理食塩水経口投与群(対照群)とで尿中イソフラボン類濃度を比較検討したところ、尿中エコール濃度は、対照群や乳酸菌+エコール産生菌投与群よりも乳酸菌投与群で高い結果となった。本in vitroのエコール産生性評価試験は、エコール産生向上成分を評価する際のツールの一つとして利用し得ると考えられた。
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