研究成果の概要 |
Fusarium graminearum等の赤カビ病菌は、nivalenol (NIV)等のトリコテセン系カビ毒を生産するが、簡易検出系のELISAに必要な抗体が得られないため、事実上放置されている。しかし、NIV系トリコテセンをアセチル化することで、3,4,15-triacetylnivalenolに変換でき、この生産物はELISAで測定が可能である。本研究では、NIV系トリコテセンの3, 4, 15位をアセチル化する酵素を、F. graminearumと土壌微生物から得て、それらを効率的に反応させることにより、一括変換する条件を見いだすことに成功した。
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