スギ・ヒノキ人工林を対象に、プロットレベルの林分材積を低密度の航空機レーザ計測データで準広域にスケールアップし(第一段階)、それをLandsat衛星画像で広域にスケールアップ(第二段階)する方法の開発に取り組んだ。第一段階では、平均樹高を高精度に推定する方法の開発と、地上調査した平均樹高と林分材積との関係をモデル化した。第二段階では、テストエリアの林分材積推定値を教師としてLandsat衛星画像との関係をモデル化した。Landsat衛星画像による推定誤差は、テストエリアの平均林分材積(約670m3/ha)の約20%程度であったことから、林分材積推定能力の高さが示される結果となった。
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